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1945年ナチスの強制収容所で、15歳で命を失ったアンネ・フランクが書き残した『アンネの日記』。
生き残った二人の親友がその日記をとおして
「なぜあなたが死んで、私たちが生き残ったの?」とその時代に向き合おうとする。
コロナ禍のいまも、一人ひとりの大切な日常が
いともたやすく失われてしまう世界の危うさに直面している。
ナチスの時代が特別だったのではない。
どの時代も普通の人々がいつの間にか時代に加担し、危機は深まっていく。
アンネ・フランクの生と死は、いまも私たちが
失ってはいけないものへの深い問いかけであり、警鐘である。

schedule

福島県白河市会津町1-17 http://cominess.jp
白河ICより車で20分、白河中央ICより車で5分、新白河駅より車で7分
白河駅より徒歩5分、コミネス駐車場より徒歩6分

コミネスをご利用される方は、
JR東北本線北側の「コミネス駐車場(無料)」に駐車願います

チケット料金(税込・全席指定)
一般 2,500円 高校生以下 1,000円

主催・前売券取り扱い・お問い合わせ
認定NPO法人 アウシュビッツ平和博物館

福島県白河市白坂三輪台245
Tel.0248-28-2108 FAX.0248-21-9068
Mail : muzeumau@maple.ocn.ne.jp

message

アウシュヴィッツから福島、そして新たな地へ――未来のために、灯のリレーを

 2003年に開館した福島県白河市にある「アウシュヴィッツ平和博物館」。平和への願いが込められたその灯は、青木進々(1938-2002)という一人のグラフィックデザイナーによって点された。ポーランドの書店で1冊の画集『子供の目に映った戦争』と出会い、衝撃を受けた青木は、1988年から日本全国で「心に刻むアウシュヴィッツ展」を開催。90万人を動員した。
 彼の遺志を継いだ現館長・小渕真理やボランティアたちが集まり、白河でアウシュヴィッツ平和博物館を開館。2018年には創立15周年を記念し、新作能『鎮魂−アウシュヴィッツ・フクシマの能』(作:ヤドヴィガ・ロドヴィッチ/演出:笠井賢一)の上演会が行われた。震災や原発事故の犠牲者を悼み、残された人々を励ます復興支援として上演されたこの作品は、ポーランドとの友好と交流の一役を担った。
 そしてコロナ禍で延期が続いたがやっと今回、平和博物館を支える人たちの「伝えたい」という後押しを受け、本作の白河での上演が実現。
「過去を知ることは、よりよき未来を築く礎になる」
白河に点り続ける灯を、新たな土地へ――。
「平和への祈り」をテーマに活動を続ける中で出逢った、アンネの13本の童話と8本のエッセイ。彼女が創作に向かうとき、魂は時空を超え、屋根裏部屋から世界へ自由に羽ばたいていた。アンネの命の輝きを伝えたい。その思いでスタートした本作は、新たな出逢いに繋がり朗読から芝居に生まれ変わった。アンネの祈りがより多くの人に届きますように。

脚本=梶本恵美

ライフワークとして「平和への祈り」の朗読劇の脚本を手がけるかたわらチベット体操教室を主宰、その収益はフィリピン・カンボジアの孤児たちの教育、自立支援のための寄付に充てている。主な脚本に映画「古都」「Simple Gift~はじまりの歌声」、ドラマNHK「御宿かわせみ」「てのひらのメモ」、2021年NHK土曜ドラマ「ひきこもり先生」他。

 ポーランドのアウシュヴィッツの収容所に送られ、15歳で死んだユダヤ人少女アンネ・フランク。彼女の日記や童話には、第二次世界大戦で亡くなった数千万人を超えるといわれるおびただしい人々のあり得たかも知れない、希望や、豊かな可能性が刻まれています。それを知ることが負の遺産を正しい遺産にすることなのです。

演出=笠井賢一

2018年のアウシュヴィッツ平和博物館(福島県・白河市)開館15周年記念のヤドヴィガ・ロドビッチ作新作能「鎮魂—アウシュヴィッツ・フクシマの能」の演出を手がける。「古事記」から「源氏物語」、「平家物語」、石牟礼道子の浄瑠璃世界、宮沢賢治作品など古典と現代を繋ぐ演劇活動を続けている。

cast

梶村ともみ かじむら・ともみ

ジャクリーヌ・ファン・マールセン (アンネの同級生)
オットー・フランク (アンネの父)
ファンダーン氏 (隠れ家での同居者)
ペーター・ファンダーン (ファンダーン夫妻の息子)
デュッセル氏 (隠れ家での同居者)
ゲシュタポ
1989年より2006年まで、新宿梁山泊の女優として活躍。 その後、イラストレーションなどの仕事を中心に活動中。今公演の宣伝画も手掛けている。女優としては、2008年の「平和への祈り 朗読劇・ブッダとテロリスト」に出演。味わいのある個性的な存在感が好評で、ファンも多い。

近藤結宥花 こんどう・ゆか

アンネ・フランク
掃除のあばさん
1987年より新宿梁山泊に参加。代表作に『少女都市からの呼び声』『唐版 風の又三郎』など数々の主演がある。透明感のある少女・少年役や妖艶さを醸し出す役などをこなす。2006年より演劇活動を休止していたが、2014年より再始動。近年の舞台に『楽屋』『精神病棟つばき荘』などがあり、さらに役どころを広げている。

三浦伸子 みうら・しんこ

ハンナ・ホスラ (アンネの同級生)
エイディット(アンネの母)
マルゴー (アンネの姉)
ファンダーン夫人 (隠れ家での同居者)
ミープ・ヒース (アンネ・フランク一家の支援者)
1987年より新宿梁山泊に参加。ユーモアを帯びた役からシリアスな役まで圧倒的な存在感と個性を発揮し、テント公演、海外公演などで活躍。同劇団では『百年風の仲間たち』で主演など主要な役どころを担ってきた。今後本作品をはじめ、さらに活動の場を拡げた活躍が期待されている。

staff

舞台監督=茅根利安 照明=山澤和幸 衣装=原田夏おる 音響=大貫 誉 / 大 美穂 宣伝美術=梶村ともみ(画) / 福田真一(デザイン) 制作=秋元けい子
協力=古勝 敦 / 九良 恵 / 黒沼弘己 / 緑川敏夫 主催=認定NPO法人アウシュヴィッツ平和博物館 後援=白河市・白河市教育委員会

新型コロナ感染対策のお願い

※マスクの着用、入り口での検温・消毒にご協力をお願いいたします。
※体調に不安のある方はご来場をお控えください。
※今後の感染状況により、公演実施を含めて変更になる場合もありますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。

同郷同年 2023

毎日新聞夕刊に掲載されました。
2023.10.2

同郷同年 2023

朝日新聞に掲載されました。
2023.9.28

同郷同年 2023

ふぇみん婦人民主新聞に掲載されました。
2023.9.25

同郷同年 2023

朝日新聞デジタルに掲載されました。
2023.9.23
朝日新聞デジタル

同郷同年 2023

東京新聞に掲載されました。
2023.9.21

同郷同年 2023

北海道新聞デジタルに掲載されました。
2023.9.20
北海道新聞デジタル

一人芝居
あの少女の隣に

2023.2.4(土)〜5(日)
下高井戸HTスタジオ

2023.2.25(土)
アトリエ銘苅ベース

アンネ・フランク​
なぜあなたが死んで、
私たちが生き残ったの?​

2023.1.14(土)
パティオ池鯉鮒

2023.1.27(金)
藤田記念博物館(藤屋蔵)

2023.2.23(木・祝), 24(金)
アトリエ銘苅ベース

一人芝居
あの少女の隣に

2022.11.23(水・祝)
両国ギャラリーXカイ

トレンブルシアター2022
精神病院つばき荘

2022.10.12(水)〜16(月)
下北沢 シアター711
制作:Myrtle Arts

札幌座・道産子男闘呼倶楽部
5月、忘れ去られた
庭の片隅に花が咲く​

2022.9.22(木)~26(月)
浅草九劇
制作:Myrtle Arts

新作書き下ろし​
ひとつオノレの
ツルハシで​

2022.8.18(木)〜22(月)
ザムザ阿佐ヶ谷

国際ホロコーストデー上演会​
アンネ・フランク​
なぜあなたが死んで、
私たちが生き残ったの?​

2022.2.20(日)
白河文化交流館コミネス 小ホール

一人芝居
あの少女の隣に

2021.11.3(水・祝)―5(金)
西荻シネマ準備室

アンネ・フランク
なぜあなたが死んで、
私たちが生き残ったの?​

2021.7.7(水)―11(日)
アトリエ第Q藝術

SORIFA
みょんふぁ一人芝居​

My Mother

2021.12.22(水)―28(火)
下北沢シアター711
制作協力:Myrtle Arts

トレンブルシアター​
空谷の跫音​

2021.10.23(土)―24(日)
神楽坂セッションハウス
制作協力:Myrtle Arts

準備中
優れた脚本・演劇作品であっても商業ベースでは上演が難しい。そのような作品の上演を実現し、オリジナル性の高い演劇作品として東京以外の日本国内や日本国外での上演も視野に入れて展開したいという意図で立ち上げたプロデュース団体。私たちは、忘れてはいけない社会問題を題材とし、声なき声を掬い上げて描く作品を大切にしたい。私達が考える優れた演劇作品とは、戯曲の構造が人間の創造性を刺激し、圧倒的熱量を持っている作品です。その脚本を演劇的な手法で舞台表現に練り上げ、演劇としての力を発揮し、多くの観客を獲得し、演劇のすばらしさを広く知らせ、世界に一石を投じたい。演劇で社会と繋がり、未来を作るきっかけをつくっていく役割の一端を担いたいと考えています。
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