マートル舎

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アンネ・フランク
〜なぜあなたが死んで、私たちが生き残ったのか〜
 作 梶本恵美  演出 笠井賢一
 
 2014年に朗読劇としてスタートした本作品は、2020年4月に演出家:笠井賢一氏を迎え、芝居として上演する予定でしたが、まさしくその時、第一回目の緊急事態宣言が出され、公演延期を余儀なくされました。
 この1年あまり芸術がどんなに私たちにとって必要不可欠なものかを実感する年でもありました。
コロナ禍の脅威はあいも変わらず不穏な状況の中にいます。未来への灯を絶やさぬために、コロナ感染症の対策をとりつつ、日常を取り戻す努力も必要と考え、今回上演をすることにいたしました。
 ホロコーストにて15歳で命を落としたアンネ・フランクは、苦境に追いやられても目を輝かせ、未来への希望、夢見ていたものを日記や童話に綴りました。今そんなアンネが夢見た理想の世界になっているでしょうか。人々の日常がいともたやすく失われてしまう恐怖は、今の時代とも重なり合うのではないでしょうか。
 本作品は『アンネの日記』を紐解きながら実在した人物を中心に、新たな物語としてお届けします。
 アンネ・フランクに近藤結宥花、同じ時代を過ごしホロコーストを生き抜いた親友を三浦伸子、梶村ともみが演じます。今を生きる私たちの道しるべを探すべく、演劇での表現ができることを願って。
 ぜひご覧頂けたら幸いに存じます。

 無事に、好評の内に公演終了いたしました。
 ご協力いただきました皆様、
 不安な状況が続くなか、
 劇場まで足をお運びくださいました皆様に、
 心より感謝申し上げます。

anne

アンネ_チラシ01
アンネ_チラシ02
 
leaf ■脚本=梶本恵美 かじもと えみ
 

シナリオライター(テレビドラマ、映画など)。
テレビや映画のシナリオの他、ライフワークとして「平和への祈り」の朗読劇の脚本を手掛ける。チベット体操教室を主宰、その収益はフィリピン・カンボジアの孤児たちの教育・自立支援のための寄付に充てている。
主な脚本に、映画「古都」「Simplel Gift〜はじまりの歌声」「ヒロシマ・時の音」、ドラマNHK「御宿かわせみ」「手のひらのメモ」、「ボ-ダ-ライン」、2021年NHK土曜ドラマ「ひきこもり先生」ほか。

leaf ■演出=笠井賢一 かさい けんいち
  演出家。
2018年のアウシュビィッツ平和博物館(福島県・白河市)開館15周年記念のヤドヴィガ・ロドビッチ作「鎮魂─アウシュヴィッツ・フクシマの能」の演出を手がける。「古事記」から「源氏物語」、「平家物語」、石牟礼道子の浄瑠璃世界、宮沢賢治作品など古典と現代を繋ぐ演劇活動を続けている。
leaf ■企画・制作=Myrtle Arts
   
 

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